自分のサイトに申し込みフォームを設置する方法|WordPress・HTML・埋め込み型
すでにサイトを持っている人向けに、コードで自作する・WordPress のプラグインを使う・外部ツールを埋め込む、の3つの選び方をまとめました。迷惑投稿対策や集金が絡む場合の注意点も。
最終更新: 2026年9月3日
すでに自分のサイト(ブログ・ポートフォリオ・お店のサイトなど)を持っていて、そこに申し込みフォームだけを足したい、という相談です。別のサービスに乗り換えず、いまのサイトの中で完結させたい人向けにまとめます。
「自分のサイトに作る」と言っても、実はやり方が1つではありません。何を選ぶかで、必要な作業とあとで困ることが変わります。
3つの道がある
| 方法 | やること | 向いている人 |
|---|---|---|
| コードで自作する | HTML でフォームの見た目を作り、送信されたデータを受け取る処理を自分で用意する | サイトを自分でコーディングしていて、デザインを完全に合わせたい |
| WordPress のプラグインを使う | サイトが WordPress なら、プラグインを追加するだけで入力欄が増える | サイトが既に WordPress で、プラグインの管理に抵抗がない |
| 外部のフォームツールを埋め込む | フォーム作成ツールで作ったフォームを、埋め込みコードでサイトに貼る | コードは書きたくないが、見た目はサイトの中に置きたい |
3つ目は、実質「外部のフォーム作成ツールを使っている」のと同じです。 見た目がサイトの中にあるだけで、送信されたデータを預かっているのはツール側です。「自分のサイトに作る」で検索して探している人の一部は、ここに気づかないまま探しています。それで足りるなら、無料の範囲は イベントの申し込みフォームを無料で作る方法と、無料の限界 を先に見るほうが早いです。
コードで自作する場合
最低限、3つがそろって動く
フォームは、入力欄を並べるだけでは機能しません。次の3つがあって、はじめて申し込みとして成立します。
- 構造 —
<form>タグと、名前・連絡先などの入力欄(HTML) - 受け取る処理 — 送信されたデータをメールで転送するか、どこかに保存するプログラム
- 送った人への返事 — 送信後の画面か、確認メール。無いと「送れたのかどうか分からない」まま終わります
骨組みだけを書くと、こういう形です。
<form action="/send.php" method="post">
<label>お名前 <input type="text" name="name" required></label>
<label>メールアドレス <input type="email" name="email" required></label>
<button type="submit">送信する</button>
</form>
action の先(ここでは send.php)が、受け取ったデータをどう扱うかを書く場所です。ここが無いフォームは、見た目だけあって送信しても何も起きません。
自分で用意することになるもの
コードで自作すると、フォーム作成ツールが最初から持っている機能を、1つずつ自分で足すことになります。
- 迷惑投稿対策 — 公開されているフォームには、人が読まない自動送信が来ます。よくあるのは、画面には見えない入力欄をわざと1つ置き、そこが埋まっていたら弾く方法(人には見えないので普通は空欄のまま)。項目を増やすだけでは防げません
- 入力のチェック — メールアドレスの形式など。ブラウザ側の確認だけだと、直接送りつけられたときに素通りします
- 通信の暗号化(SSL) — 個人情報を送るフォームで用意していないと、参加者のブラウザに警告が出ます
- 保存と一覧化 — メールで転送するだけだと、人数が増えたときに「誰が申し込んだか」を数えるのが大変になります。名前で検索できる形(表計算ソフトに1行ずつ落とすなど)にしておくほうが、あとで楽です
- 同時に送信が重なったときの扱い — 定員があるイベントで、締切間際に複数人が同時に送ると、確認と保存の間にもう1人分が割り込むことがあります。先着で締め切る仕組みは、見た目より作るのが難しい部分です
後回しにしやすいのは迷惑投稿対策です。 公開した直後は来なくても、検索エンジンに拾われたころから増え始めます。
集金もしたい場合
参加費を取るイベントだと、フォームの入力だけでは終わりません。振込先を書いて個別に確認するか、決済サービスを別に組み込むかのどちらかになります。決済サービスの組み込みは、フォーム自体の自作より作業が重くなりがちです。参加費が絡む場合は、フォームだけを自作するより、受付と決済がひとつながりになっているサービスを使うほうが早いことが多いです。
WordPress のプラグインを使う場合
サイトが WordPress であれば、プラグインを追加するだけで入力欄を作れます。無料で使えるプラグインもあり、「Contact Form 7」は広く使われている代表例です。名前を知っておくと、探すときの起点になります。
選ぶときに見るべきなのは、機能の多さより次の3つです。
| 見る点 | 理由 |
|---|---|
| 通知先を自由に設定できるか | 申し込みのたびにメールが来ないと、気づかず放置してしまいます |
| 迷惑投稿対策が付いているか | 自作の場合と同じ理由。付いていないプラグインもあります |
| 更新が続いているか | プラグインには公開日と最終更新日が出ます。止まっているものは、見つかった不具合が直らないまま残ります |
プラグインを増やすほど、サイトが重くなる・他のプラグインとぶつかる可能性が上がります。 すでに問い合わせフォーム用のプラグインが入っているなら、申し込み用にも流用できないかを先に確認するほうが安全です。
更新を止めると、フォームだけでなくサイト全体が狙われます。 プラグインの脆弱性は、フォームの見た目とは関係ない場所(管理画面やサーバー)を突かれる形で出ます。使わなくなったプラグインは、無効化ではなく削除しておくほうが安全です。
外部のフォームツールを埋め込む場合
フォーム作成ツールで作ったフォームには、たいてい「埋め込み用コード」が用意されています。それをサイトの好きな場所に貼ると、見た目はサイトの中にありながら、実際の送信・保存・通知の処理はツール側で完結します。
コードを書かずに済み、迷惑投稿対策や保存もツール側が持っているものをそのまま使えるのが利点です。一方で、無料プランの範囲(項目数・回答が受け取れる件数など)はツール側の条件に従うことになります。
どれを選ぶか
技術力があるかどうかより、このフォームを何回使うかと参加費を取るかどうかで決まることが多いです。
| 自作 | プラグイン | 埋め込み | |
|---|---|---|---|
| 最初の手間 | 大きい | 中くらい | 小さい |
| 使い続ける間の保守 | 自分で全部 | 更新の適用が要る | ほぼツール任せ |
| デザインの自由度 | 最も高い | サイトに馴染む | ツールの見た目に近づく |
| 集金がある場合 | 決済を別に組む必要がある | プラグイン次第 | ツールが対応していれば楽 |
- 今回1回きりのイベント — 自作もプラグイン導入も、使う回数に対して準備の手間が重くなりがちです
- これからも定期的に使う — 自作やプラグインにかける初期の手間が見合ってきます。ただし迷惑投稿対策やプラグインの更新など、使い続ける間ずっと保守が要ることは変わりません
会場・日時が変わるだけの単発イベントで、サイトに他のコンテンツを載せる予定が無いなら、そもそもサイトを別に用意する必要が無いという選択肢もあります。集金はしない前提で、告知と申し込みを1つのリンクにまとめて配るだけでよいなら、イベント1回ぶんのページを無料で直接作れるサービスもあります(このサイト=passpage もその1つです)。
作る方法の全体像は イベントの申し込みフォームの作り方|手段と項目の選び方 にまとめてあります。
この記事について
3つの方法の分け方は、2026-09-03 に「wordpress 申し込みフォーム プラグイン」「html 申し込みフォーム 自分のサイト 設置」等の検索結果を確認し、検索している人が実際に知りたがっている分け方に合わせています。プラグインの名前は選択肢の一例として挙げたもので、具体的な料金・機能の上限は変わるため、選ぶ際は必ず提供元の最新情報で確認してください。