Googleフォームで申し込みフォームを作る方法【完全ガイド】

フォームの作成から、質問の種類、メールの自動返信、公開とリンクの配り方、回答の見方、締切と定員の設定まで。すべて Google 公式ヘルプで裏を取って書いています。

最終更新: 2026年8月8日

Google フォームは、申し込みの受付に必要なものをひととおり持っています。質問を作る、自動で返信する、締め切る、回答を表に落とす。無料です。

ここでは作成から締切までを順に見ていきます。画面の操作名はすべて Google の公式ヘルプで確認したもので、出典は末尾にまとめてあります。

1. フォームを作る

  1. forms.google.com を開きます
  2. 空白フォームのアイコンをクリックします
  3. 「無題のフォーム」に名前を付けます

フォームのタイトルは、参加者がリンクを開いたときに最初に見るものです。会の名前をそのまま入れておくと、後で述べるリンクのプレビューにも出ます。

2. 質問を足す

質問の種類は12あります

種類申し込みで使うなら
記述式名前・連絡先など、1行で終わるもの
段落要望や自己紹介など、長くなるもの
ラジオボタン1つだけ選ぶもの(参加時間帯・コースなど)
チェックボックスいくつでも選べるもの(希望するオプションなど)
プルダウン選択肢が多いとき。画面が縦に伸びません
ファイルのアップロード先作品や身分証を出してもらうとき
均等目盛満足度など段階で聞くもの。申し込みではあまり使いません
評価同上
選択式(グリッド)行×列で1つずつ選ぶもの
チェックボックス(グリッド)行×列で複数選べるもの
日付希望日を聞くとき
時刻希望時刻を聞くとき

1つの質問にできること

  • 必須にする — 「回答を必須にするには、[必須]のボタンをオンに」します
  • 説明を足す — その他アイコン →[説明]。なぜ聞くのかを1行添えると、答える側の手が止まりません
  • 画像・動画を入れる — 画像を追加アイコン/動画追加アイコンから

セクションで分ける

「セクションを追加すると、フォームの閲覧や入力がしやすくなります。各セクションは新しいページで開始されます」。質問が多いときは分けると読みやすくなりますが、ページが分かれるぶん、途中でやめる人も出ます。申し込みなら1ページで収まる量が無難です。

3. 申し込み向けの設定

フォーム上部の[設定]から変えます。申し込みで効くのは次の2つです。

メールアドレスを収集する

[メールアドレスを収集する]をオンにして、[確認済み](ログインしたアカウントのアドレスを集める)か [回答者からの入力](手で入力してもらう)を選びます。

⚠️ [確認済み]にすると回答者に Google アカウントでのログインが要ります。誰でも申し込める会なら[回答者からの入力]です。そのぶん打ち間違いが混ざります(後述)。

回答のコピーを回答者に送信

[回答]の横の下矢印から、[回答のコピーを回答者に送信]で **[リクエストされた場合][常に表示]**を選びます。これが申し込みの自動返信にあたります。

[常に表示]にしておくのがおすすめです。 申し込んだ本人の手元に控えが残るので、「何人で申し込みましたっけ」という問い合わせが減ります。

⚠️ Google のヘルプには「状況によっては、迷惑メールフィルタなどの不正使用対策により、回答のコピーが届かない場合があります」という趣旨の注意があります。フォームの説明文に「控えのメールが届かない場合は迷惑メールをご確認ください」と書き添えておくと、問い合わせが減ります。

4. 見た目を変える

変えられるのは次の4つです。

  • ヘッダー画像 — 「独自の写真をテーマとして追加できます」
  • テーマの色と背景色 — [色]から選びます。カスタム色も追加できます
  • フォント — [テキスト]から、ヘッダー・質問・テキストのフォントスタイルを変えられます
  • フォントサイズ — 同じ場所で変えられます

5. プレビューして公開する

  1. 右上の**[プレビュー]**で、参加者に見える形を確認します
  2. 右上の**[公開]をクリックします。公開後は[公開済み]**と表示されます
  3. **[共有]**から、誰が回答できるかを決めます。[一般的なアクセス]で「リンクを知っているすべてのユーザー」に広げられます
  4. **[公開済み]→[回答者に送信するリンクをコピー]**で URL を取り、配ります。短縮版のリンクも取れます

⚠️ ここが一番の落とし穴です。 アクセス権を広げ忘れると、リンクを配っても作った本人以外は開けません。気づくのはたいてい「開けない」と言われてからです。

配る前に、シークレットウィンドウ(ログインしていない状態)でリンクを開いてください。ログイン中の自分の画面では、この問題は再現しません。

サイトに埋め込む

右上のその他アイコンから[HTML を埋め込む]を選び、表示された HTML を自分のサイトやブログに貼り付けます。

6. 申し込みを受け取る

  • 回答タブで見ます。[概要]は質問ごと、[個別]は1人ずつ
  • スプレッドシートに送る — 右上のスプレッドシート用アイコンから
  • CSV で落とす — その他アイコン →[回答をダウンロード(.csv)]
  • 新しい申し込みをメールで知る — その他アイコン →[新しい回答についてのメール通知を受け取る]

通知は最初にオンにしておくことをおすすめします。 オフのままだと、自分でフォームを開くまで申し込みが来たことに気づけません。

回答数の上限

回答が 50,000 件を超えると概要が表示されなくなり、100,000 件を超えるとスプレッドシートへの同期が止まります。個人の会で当たる数字ではありませんが、頭の隅に置いておくと安心です。

7. 締め切る・定員で止める

ここは、上位に出てくる解説記事の多くが書いていないところです。 Google フォームは、手で止めるだけでなく自動で締め切れます

やりたいこと操作
いま止める[回答を受付中]をオフにします
日時が来たら自動で止める[回答を受付中]で[終了日または回答数の上限を設定]→[特定の日付]で[日時を選択]
人数が埋まったら自動で止める同じ場所で[回答数で終了]を選び、受け付ける回答数の上限を入力します

止めたときに表示するメッセージも決められます。「満席になりました」なのか「締め切りました」なのかを書き分けておくと、見に来た人に伝わります。

⚠️ [回答数で終了]が数えるのは回答の件数で、参加人数ではありません。 1人が2人ぶん申し込む形(同伴者ありなど)にしていると、件数と人数がずれます。人数で締めたいなら、この設定だけでは足りません。

8. そのまま使える文章の例

書き出しで手が止まりやすいところを、会の種類ごとに置いておきます。角かっこを自分の会の内容に置き換えてお使いください。

フォームの説明文(オフ会)

[会の名前]の参加申し込みフォームです。

日時: [2026年9月5日(土)18:00〜20:30](受付 17:45〜)
場所: [店名]([最寄駅]から徒歩[5]分)
参加費: [4,000]円(当日、受付でお支払いください)
定員: [12]名
締切: [8月30日(土)23:59]/定員に達し次第

はじめての方も歓迎です。当日は[主催者名]が受付にいます。
ご不明な点は[X: @account]までお願いします。

いただいた内容は、この会の運営(当日の受付・人数の把握・
緊急時のご連絡)にのみ使い、会の終了後[1か月]以内に削除します。

送信すると、入力内容の控えがメールで届きます。
届かない場合は迷惑メールフォルダをご確認ください。

フォームの説明文(撮影会)

[撮影会名]の参加申し込みフォームです。

日時: [2026年9月13日(日)]/[1部 10:00〜12:00][2部 13:00〜15:00]
場所: [スタジオ名]([住所])
料金: [1部 8,000]円(当日現金でお支払いください)
モデル: [名前]([X: @account])
定員: 各部[4]名

【お願い】
・作品の公開は[SNSのみ/個人利用のみ]でお願いします
・[ストロボの使用は可/不可]です
・機材の貸し出しは[ありません]

いただいた内容は、この撮影会の運営にのみ使い、
終了後[1か月]以内に削除します。

質問の文言

質問種類説明に添える一文
お名前記述式当日の受付でお呼びします。ニックネームでも構いません
メールアドレス設定の[メールアドレスを収集する]確認と、変更があったときのご連絡に使います
ご参加の人数ラジオボタンご本人のみ/2名/3名 — 席数の把握に使います
参加する部ラジオボタン1部 10:00〜12:00/2部 13:00〜15:00 — 埋まり次第、締め切ります
苦手な食べ物・アレルギー記述式お店に伝えます。無い方は「なし」とご記入ください
当日連絡がつく手段記述式遅れそうなときのために。X の ID でも構いません
ひとこと段落任意です。楽しみにしていることなど

⚠️ 当日に使わない項目は聞かないほうが無難です。 住所・生年月日・勤務先は、預かった時点で管理する責任が生まれますし、参加者から見ても「なぜこれを聞かれるのか」が分からないと手が止まります。

送信後に表示するメッセージ

お申し込みありがとうございます。

ご登録のメールアドレスに、入力内容の控えをお送りしました。
届かない場合は迷惑メールフォルダをご確認ください。

当日の詳しいご案内は、[9月3日ごろ]にメールでお送りします。
キャンセルは[9月3日]までに[X: @account]へご連絡ください。

[主催者名]

締め切ったときに表示するメッセージ

「満席」と「締切」は書き分けてください。 見に来た人が次にどうすればよいかが変わります。

【定員に達した場合】
おかげさまで定員に達したため、受付を終了しました。
キャンセルが出た場合は[X: @account]でお知らせします。

【期限で締め切った場合】
受付は[8月30日]で終了しました。
次回は[10月ごろ]に開催予定です。[X: @account]でお知らせします。

9. ほかの人と一緒に管理する

その他アイコン →[共同編集者を追加]でメールアドレスを入れて招待します。招待された人は「回答、回答の保存場所など、フォームのどの部分でも編集できます」。権限を細かく分けることはできないので、渡す相手は選んでください。

10. 気をつけておくこと

メールアドレスの打ち間違いに気づけない

[回答者からの入力]でアドレスを集めると、一定の割合で打ち間違いが混ざります。自動返信は送られますが、届かなかったことは主催者の画面に出ません。当日になって「連絡が来ていない」と言われて初めて分かります。大事な連絡は、フォームとは別の手段も用意しておくと安全です。

リンクを貼ったときに出るのはフォームの画面

SNS やチャットに URL を貼ると、プレビューは出ます。出ないわけではありません。 ただし出るのは、フォームのタイトルと、フォームの画面をそのまま画像にしたものです。イベントの写真を見せたい場合は、別に告知の場所が要ります。

2026-08-08 に、公開されている Google フォーム2件の HTML を取得して確認しました。og:title にフォーム名、og:image にフォーム画面を 1200×630 で描いた画像、og:description も付いていました。

質問を後から変えると、表が読みにくくなる

募集の途中で質問を足したり消したりすると、スプレッドシートの列と、先に申し込んだ人の行がかみ合わなくなります。配る前に項目を固めておくのが、いちばん確実です。

この記事の確認方法

操作名と設定名は、2026年8月8日に Google の公式ヘルプ(日本語)で確認したものです。参照したのは「質問を編集する」「最初のフォームを作成する」「フォームの見た目を変更する」「フォームを公開して回答者と共有する」「フォームの回答を表示、管理する」の5ページです。

⚠️ 編集画面を実際に操作して確かめたわけではありません。 ヘルプの記述と最新の画面が食い違っている場合があります。画面の名前が違っていたら、ヘルプの側が新しいことが多いので、そちらを見てください。

イベントの申し込みページの作り方